名古屋YWCA
 震災支援プロジェクト
シンチ ハート
2011年3月11日に発生した東日本大地震による津波・福島原発の事故で被災された方々に対し
心よりお見舞い申し上げます。

 

東日本大震災の混乱がまだ残る2011年5月、
日本YWCAを経由して福島県の新地町教育委員会から
「テレビ電話で心のケアーを」とのお話をいただきました。

悲しく辛い大変な出来事ではありますが
震災がなければ出会うことのなかった新地町の子どもたちと
名古屋YWCAとの出会いでした。

見たこともない、テレビ電話でのカウンセリングを…とのお話に、
出来るのだろうか…との戸惑いのなか
名古屋YWCAと駒ケ嶺小、新地小、福田小 各校の保健室に設置された
テレビ電話を通じての対話が始まりました。

私たちはまず約束事を決めました。
話すことが安全で安心と感じられる場を作る
対話を通じて信頼関係を築く
地震・津波・原発の話はこちらからは触れない
テレビのむこうからその言葉が出てきたらしっかりと聴き、受け止める

初めての対話の最後に「あなたは何処にいるの」と
子どもから問いかけられ、はっとしました。
そう、テレビ電話は子どもにとって仮想世界なのです。
私たちは福島と名古屋間の地図、名古屋城、テレビ塔など
名古屋紹介の写真を用意し、
具体的に私たちが何処にいるのか現実感を感じられるように、
まず相談の始めに名古屋紹介からする工夫をしました。

テレビ電話相談

相談を進める中で、私たちが行っている
1対1のカウンセリングというあり方が
段々とはずされていきました。
相談、悩み事でなくても、テレビ電話への好奇心でも、
友だち同士のグループ参加も、どんな動機でも大丈夫
誰もが被災体験をし、何かしら思いを抱えているのだから
入り口はどのような話でもと相談員は思い始めました。
と同時に、その日常を共有していない私たちが聴いてもいいのだろうか
共感できるのだろうかとの葛藤を抱えました。

試行錯誤しながら相談を重ね、11月に訪問プログラムをもって 
全員で新地町に出かけ、被災の現実に触れ、
子どもたちとテレビではなく体温を感じられる距離で
私たちは再び出会いました。

6月から7か月間、テレビ電話相談の実施を経て私たちは思い至りました。
様々な課題を抱えながらも、600キロの距離を隔てた相手だからこそ
子どもたちは言葉に出来る事があり、
それを受け止められる関係があるのだと。

テレビ電話を通して新地町と出会うことができたこと、
子どもたちと共に新たな希望と未来を見つけていく機会と、
被災の事実を自分たちの事として向き合う機会を与えられたことを
大切にしたいと思っています。

シンチ・ハート・プロジェクト チームリーダー
赤澤 ヒロ子

出前プログラム
出前プログラム

この活動は以下の助成を受けて実施しました。    
・赤い羽根共同募金 災害ボランティア・NPO活動サポート募金  
  第3次、第7次、第16次助成   
・平成25年度年賀寄附金 
・フクシマススムプロジェクト助成金

2016年度は平成28年度社会福祉振興助成を受けて実施しました。


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